9月中旬に遅めの夏休みをとり岡崎市まで行ってきましたが、その時は天候と時間の都合で、岡崎市のシンボル「岡崎城」および「岡崎公園」を見ることができませんでした。ですが、9月末にもう一度岡崎市にお邪魔する機会があったので、改めて岡崎公園を散策してきました。
2023年度の岡崎公園の見どころは、岡崎城だけではありません。2023年度のNHK大河ドラマ「どうする家康」の放送に伴い、岡崎公園内にある施設「三河武士のやかた」は2023年1月21日~2024年1月8日の期間「どうする家康 岡崎大河ドラマ館」として営業しています。
大河ドラマ館と岡崎城を見学して、徳川家康公の足跡を辿ってみました!
家康の生涯と大河ドラマの世界観を体感できる「どうする家康 岡崎大河ドラマ館」
どうする家康岡崎大河ドラマ館は、岡崎公園の大手門から入って道なりに進むと右手奥の方向に見えてきます。入場料は大人(高校生以上)800円、子供(小・中学生)400円で、岡崎城との共通入場券も890円で販売されています。なお、入場券の購入は現金決済のみとなっています。
大河ドラマ館ではその名前の通り、松本潤さん主演の大河ドラマ「どうする家康」の関連資料や制作秘話の紹介がされているほか、家康の資料も展示されており、家康の生涯について知ることができます。
館内にはドラマで使用された小道具や衣装が展示されています。ドラマを見ていたら「あっ、あの時の!」となるかもしれません。僕は裏番組の「ポツンと一軒家」が好きなので、大河ドラマは見ていないんですよ…(え)
ゆえに、家康に関しては義務教育の日本史の授業レベルの知識しか持ち合わせていませんが、そんな僕でも、大河ドラマ館を見学して家康の波乱万丈の人生について知ることができました(以下、間違っている箇所があったらそっと教えてください!)。
家康(当時の名は松平竹千代)は岡崎城で生まれましたが、松平氏の政略のため幼くして今川義元の人質となりました。駿府の今川家への護送の途中で、義母の父である戸田康光の裏切りに遭い、織田家に護送され織田家の人質となりましたが、後に今川義元に奪還されました。
元服した竹千代は「次郎三郎元信」と名乗りましたが、後に名を「元康」に改めました(『元』は今川義元の偏諱1)。
桶狭間の戦いで今川義元が織田信長に討たれ戦死した後は、今川家から自立し、織田信長と同盟を結び、名前を「元康」から「家康」へと改めました(今川義元の『元』を返上し、今川家からの自立の意を示した)。そして、反家康勢力および三河一向一揆を鎮圧し、三河を統一しただけでなく、今川家の領地だった遠江も手中に収めました。
その後武田軍に三方ヶ原の戦いで惨敗したり、本能寺の変での信長の死後に天正壬午の乱を制して甲斐、信濃を手中に収めたり、豊臣秀吉と対立しつつも後に彼の家臣となったりしました。秀吉の死後には石田三成と対立しましたが、関ヶ原の戦いで三成率いる西軍を打ち破り、強大な権力を手に入れました。
その後、朝廷より征夷大将軍に任命されて江戸幕府を開き、天下泰平の江戸時代の礎を築いた後、平均寿命の短かった当時としては珍しく73歳にてその生涯を終えました。
大河ドラマ館の展示を通して、改めて、戦国時代の武将たちは家康も含めて皆激動の時代を生き、波乱万丈な人生を送っており、戦いに至る過程も、その結果も、ドラマチックなものが多かったことを知りました。有り体に言うと戦国武将および彼らを取り巻く人々は皆「キャラが濃い」です。そりゃあ、大河ドラマをはじめとした創作物の格好の題材にもなるし、戦国時代や武将に心惹かれる人たちも多いわけだなと思いました。
どうする家康は、これまで「政略家の狸ジジイ」として描写されがちだった家康を「やや頼りないけれど温かい人物」という、別の角度で描写した意欲作だったようです。
大河ドラマ館には、主要キャストの松本潤さんや有村架純さん等の等身大パネルも展示されており、一緒に写真を撮ることもできます。
入館時に「雨の日来館記念証」も頂きました。訪問日は普通に晴れていたんですけどね(笑) ちなみに松山ケンイチさん演じる、本多正信のものでした。
最後に。大河ドラマ館には撮影可能エリアと撮影禁止エリアがある点にご注意ください!(撮影可能または禁止の場所にはサインがありますし、スタッフさんも撮影の可否について教えてくれます)
岡崎の街を見下ろす「岡崎城」
大河ドラマ館の次は、岡崎城天守閣へと向かいました。
岡崎公園は岡崎城跡を整備した市民公園です。緑豊かで、様々な史跡も残されています。中でも岡崎城天守閣はシンボル的な存在です。入場料は大人(中学生以上)300円、子供(5歳以上)150円ですが、高校生以上の岡崎市民には割引が適応され150円となります。
天守閣はあくまで再建されたものであり、内部は現在博物館となっています。こちらでも、家康の生涯についての紹介があるほか、出土品の展示や、城下町である岡崎の街の歴史や産業に関する展示もあります。岡崎は城下町でありつつ、東海道の宿場町や、寺社の門前町でもあったので、城下町では特に商業が栄えたのだそうです。栄えた産業の中には花火や、現在も特産品の一つである八丁味噌も含まれているのだとか。
最上階は展望台となっており、岡崎の街を一望できます。
浮世絵刷りを体験できるコーナーもあります。
(観光客のおじさん)これどうすんの?
簡単ですよ!このインクをローラーで紙に塗るんです!
(岡崎城の職員)インクは版木の出っ張った部分に塗るんですよ。
ファーーーーーwwwwww
(おじさん)お手本失敗やなw
実際の浮世絵の製法(版画)に近いやり方でイラストを紙に印刷することができます。ですが、実際にやってみると紙がかなり動くのでとても難しいです!何が何やらわからない仕上がりになりました(笑)
ちなみにお手本はこちらなので… かなり序盤でやらかしています(笑)
岡崎公園 まとめ
2023年度の岡崎公園には、岡崎城だけでなく、どうする家康岡崎大河ドラマ館もあります。
どうする家康岡崎大河ドラマ館には、家康の生涯に関する展示や、ドラマの衣装および制作秘話、メイキング資料等が展示されています。ドラマを見ていない僕でも家康の波乱万丈の人生に思いを馳せることができたので、ドラマを見ている方はとても楽しいと思います。
岡崎城天守閣は博物館となっており、家康の生涯に関する展示や、城下町であった岡崎の街の産業や文化について学ぶことができるほか、最上階の展望台からは岡崎の街を一望できます。
入場料は
どうする家康 岡崎大河ドラマ館
大人(高校生以上):800円
子供(小・中学生):400円
未就学児、障がい者等無料
岡崎城
大人(中学生以上):300円
子供(5歳以上):150円
高校生以上の岡崎市民:150円(市民割)
5歳未満、障がい者等無料
大河ドラマ館、岡崎城共通券
890円
となっています。電子マネーやカードは使用できません。
岡崎公園には他にもおもてなし武将隊の『グレート家康公「葵」武将隊』がいたり、神社(竜城神社)があったり2、家康関連の銅像が数多く建っていたりします。お土産店や、五平餅を食べられる軽食コーナー3もあります。近隣には着物のレンタルショップもあり、着物を着て公園内を散策することも可能です。
歴史ロマンを感じながら、落ち着いたひと時を過ごせる場所です!
岡崎公園
愛知県岡崎市康生町561-1
岡崎市観光協会による岡崎公園の紹介ページはこちら↓
コメント
どうする家康岡崎大河ドラマ館、今年の3月に行きました。
もちろん、岡崎城とセットで。
桜は散りかけでしたが、綺麗でした。
そして、ドラマ館も岡崎城もすごい混んでました。
ドラマ館は人だらけで、何を撮っても人ばかりでした(*_*;
写真を見る限りそんなに人がいなさそうなので、やはり大河がアレだからですかね~(笑)
そうそう、先週、仕事で岡崎に行ったんですよ。
なまこマンさんが先日アップしていたラーメン屋さんに行こうと思ったんですが、疲れてたので帰ってきちゃいました(笑)
今度機会があったら行ってみたいと思います(^^)/
早速コメントありがとうございます。
ドラマ館については9月末の時点でそこまでガラガラという印象は受けなかったのですが、3月にはもう少し人が入っていたのかもしれないですね。写真は「人が写り込まないタイミングで撮った」という感じです(笑)
先日アップした岡崎のラーメン屋さんとは、まんぷく家さんのことですね。
濃厚な一杯がほしい気持ちに答えてくれるお店ですが、いかんせん人気なので、食べたいタイミングでふらっと入れないのがネックなんですよね!夜も混んでいるらしいです。
とはいえ美味しかったので、濃い一杯を受け入れる余裕と並べる余裕があるときにぜひチャレンジしてみてください!
大河ドラマ館、3月の時は、人がいないタイミングは狙えなかったです…。
朝のラッシュの地下鉄をイメージしていただければ…(^-^;
そう、まんぷく家さんです。
恥ずかしながら、東海オンエアさんを知らなかったのですが、名鉄に乗ってたら、東岡崎に近づくと、「東海オンエアです。」ってアナウンスがあって、あ、これ!って思いました。出張先は東岡崎駅からバスで移動するのですが、やたらと行列してるお店があってなんだろう?って思ってたんですね。(実は今年はそこそこのペースで岡崎に行ってます)その後、なまこマンさんの記事を見て、これか~~~!!って納得しました(笑)
ラーメンは濃厚上等と思っている私です(笑)
次に岡崎に行った時、自分に体力があってお店がもし空いてたらチャレンジしたいと思います(*^^)v
3月時点ではもっと混んでいたのですね。そう考えると9月時点で来客が少なかったのは… いやいや、皆さんもう既に早い段階で訪問済みだったからと考えましょう!(え)
東海オンエアは20代や30代に人気のYouTuberで、半ばローカルタレントのようにもなっていますね。岡崎市民の間では老若男女問わず知られていると思います。そして、まんぷく家さんはそんな東海オンエアの行きつけのラーメン屋ということで、彼らの動画のファンを中心に来客が絶えないという感じです。
まんぷく家さんは濃いめの家系ラーメンであり、三十路を迎えた東海オンエアメンバーも、僕も、まあまあダメージを受けながら食べているのですが、濃厚上等だというなら心強いです!もしコンディションが良ければ、ぜひとも記事で紹介した「東海オンエア強制MAX」(固め、濃いめ、脂多め、トッピングも多め)に挑戦してみてください!?
くどいのはOKなんですが、量が問題なんですよね~。
ラーメンだけでなく、うどんやそばでも外食だと1人前は多くて…(^-^;
でも、せっかくなので、もし行くことがあったら、頑張ってみます(笑)
トッピングの量は多いですが、麺の量は特に大盛りではありませんでした。
岡崎に行ったタイミングでお腹が空いていたら、ですね!