金華山の絶景&癒しスポット!岐阜城/ぎふ金華山リス村

岐阜城サムネ 観光・イベント

最も険しい登山道「馬の背登山道」から金華山の頂上まで登ることに成功しました。金華山の頂上にはいろいろな見所があります。せっかく上まで登ったのだから、見ておかなければ勿体ないですよね!

今回の記事では、金華山の頂上にある岐阜市のシンボル「岐阜城」と、ぎふ金華山ロープウェー山頂駅のすぐそばにある癒しスポット「ぎふ金華山リス村」を紹介します!

東海一円を見渡せる!?斎藤道三や織田信長が居城とした「岐阜城」

岐阜城はぎふ金華山ロープウェー山頂駅から300mほど遊歩道を進んだ先にあります。山頂駅からはそこそこ歩きますが、瞑想の小径や馬の背登山道といった登山コースの一部は岐阜城のすぐそばまで通じています。

岐阜城外観

馬の背登山道の終点からは、左手の方向に岐阜城が佇んでいます。とても見事な姿ですが、実は当時の天守閣が残っているわけではありません。1601年(慶長6年)に岐阜城は関ヶ原の戦いに際して開城することとなり、その後廃城、解体されてしまいました。江戸時代の間に金華山山頂に天守閣が建つことはなかったのですが、1910年(明治18年)に木造の模擬天守閣が建てられました。しかしそれも焼失してしまい、現在の天守閣は1956年(昭和31年)に鉄筋コンクリートで再建後、1997年(平成9年)に改修され、信長が城主だった頃の姿を再現したものとなっています。内部は資料館となっており、入場は有料です(料金は後述)。

岐阜城は1201年(建仁元年、鎌倉時代)に築かれた砦が元となっており、1539年(天文8年)には斎藤道三が「稲葉山城1」として修築し入城しました。しかし、1567年(永禄10年)に織田信長によって陥落され、以後は信長が天下統一の足がかりとしました。同時に信長は山の名前を「金華山」、城の名前を「岐阜城」、城下町を「岐阜2」に改めています。岐阜が信長推しなのは、岐阜という地名が信長によって名付けられたものだからなのでしょうね。

織田信長像
織田信長鎧

現代の岐阜城は4階建てとなっており、館内には信長の治世や岐阜の街の成り立ちについての解説文に、信長ゆかりの品が展示されています(一部撮影禁止)。

名古屋方面風景

そして、最上階には展望台が設けられており、濃尾平野を一望することができます。名古屋の方まで見えます。なんと、名古屋駅のゲートタワーやバンテリンドームまで見えてしまいます!……が、写真を圧縮したら見えなくなってしまいました。まあ、自分の目で確かめてください!(え)

長良川風景

もちろん、長良川や岐阜の街も見下ろせます。一目で「岐阜城から岐阜の街を写した」とわかる写真に仕上がったので、お気に入りの一枚です。

この展望台から、眼下に広がる風景を見て思いました。「こりゃあ、天下統一したくなるな!」と。天守閣からは城下町のみならず、尾張から美濃にかけての広い範囲を見渡すことができるのです。尾張と美濃を平定した信長にとってはまさに、自らの勢力の及ぶ土地を一望できる最高の眺めだっただろうし、ここからさらに勢力を拡大しようと野心を抱くのも自然なことでしょう。

金華山ジオラマ

岐阜城は外観の美しさもさることながら、金華山が天然の要塞となっていた点でも素晴らしい城だったと言えます。その攻略の難しさは僕も馬の背登山道で身をもって実感しました(笑) あれは騎兵が登るのは無理だろうなぁ…

信長の歩みについて簡潔かつ端的に知ることができ、さらに最上階からは尾張と美濃の一帯を見渡す絶景を楽しむこともできる岐阜城は、金華山のおすすめ絶景スポットです!長良川方面の景色は岐阜城以外の場所からもよく見えるのですが、名古屋方面の風景は岐阜城の上からが一番綺麗に見えます。

入場料は、

大人(16歳以上):200円

小人(4歳以上16歳未満):100円

となっています。また、団体割引があるほか、障がい者や70歳以上の方、岐阜市内の中学生以下の方は無料で入場できます。詳しくは岐阜市のWebサイトの岐阜城のページをご覧下さい。

その他、岐阜市内を走る路線バス「岐阜バス」や「GIFU HEART BUS」車内には岐阜城をはじめとした岐阜公園周辺施設の割引クーポンの引換券もあります(参考リンク)。

岐阜城
岐阜県岐阜市天主閣18

営業時間:
9:30~17:30(4/1~10/16、3/16~3/31)
9:30~16:30(10/17~3/15)(1/1は6:30~16:30まで営業)

※訪問時点での情報です。

岐阜市公式ホームページの岐阜城天守閣の紹介ページはこちら↓

大きなリスにモテモテ!?「ぎふ金華山リス村」

リス村外観

続いて紹介するのは「ぎふ金華山リス村」です。ここではリス(タイワンリス)が放し飼いにされており、餌をあげながらふれあうことが可能となっています。

リス村看板
台湾リスの生態

元々は金華山にて野生化していたリスを、子供たちと安全に遊ばせるために、長い年月をかけて少しずつ人に慣らしつつ繁殖もしていき、1965年に日本最初のリス村として誕生しました。「動物の暮らす囲われた空間の中に人間がお邪魔する」というのは、宮城県の「宮城蔵王キツネ村」に似ていますね。

リスの餌の乗った革手袋を片手に装着し、リス村に入村すると…

リス1

あっ!リスが寄ってきましたよ

餌を差し出すと、餌を待ち構えていたリスがぴょんとやってきます。結構大きいですね!タイワンリスはシマリスやニホンリスよりも一回り大きいのが特徴です。

リス2

リスに餌をあげていると、次々と他のリスもやってきます。やってくるのですが…

リスの餌の奪い合い

け、ケンカはだめです~!

見てください。先に餌を食べていたリスが、後からやってきたリスを前足で押しのけています!やはりリスも餌を前にしたら殺伐とするんですね… 全く同じ光景をキツネ村でも見ましたよ(笑)

リス4

一方で、餌をもらいにこないリスはぐでんと寝そべっています。この光景もキツネ村で見たなぁ…

リス3

ぎふ金華山リス村の園内はあまり広くありません。小中学校の教室ぐらいの広さです。餌もあっという間にリスたちが食べ尽くしてしまうので、滞在時間は20分以内ぐらいに収まるかと思います。

入場料は、

大人(12歳以上):400円

小人(4歳以上12歳未満):300円

となっており、ぎふ金華山ロープウェーの往復切符の提示で割引を受けられます。その他、障がい者割引や団体割引もあります。詳しくはぎふ金華山リス村のWebサイトの料金のページをご覧ください。

なお、リスは臆病な動物であるため、大声を出したり、掴もうとすると噛まれたり引っかかれたりすることがあります。餌はそっと差し出しましょう。また、自前の餌や飲食物の持ち込みも禁止されています。

ぎふ金華山リス村
岐阜県岐阜市槻谷18-3

営業時間:9:30~16:30

※訪問時点での情報です。

ぎふ金華山リス村のページはこちら(ぎふ金華山ロープウェーWebサイト内)↓

  1. 金華山のかつての名前が稲葉山
  2. かつての名前は井口(いのくち)

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