日本一低い弁天山登山を終えて疲れていた僕は、弁天山の道を挟んで反対側にある「チーアン」という店で中華そばを頂くことにした。
(弁天山登山(笑)に関する記事はこちら↓)
11時のオープンと同時に店に入る。
定員約20名ほどの小さな店だが、とても綺麗に片付いている。御主人と奥さんと息子さんの家族経営らしく、奥さんが愛想よく声をかけて下さった。
注文したのは「中華そば肉玉入り(大)」と「ライス(小)」。(650+150円)
多くの店では肉玉入りの大にすると1000円近い値段になることを考えると、とてもお手頃な価格だ!
濃い茶色のスープは一見すると濃そうだが、一口すするとすっきりとした味わいなのがわかる。醤油味は強すぎず、豚骨のうまみがじんわりと溶け出している。優しく滋味深いスープだ。徳島ラーメンといえば濃いめというイメージが強いが、老舗の店では「濃そうに見えて実は優しい味わい」という場合も多い。
麺はやや固ゆでのストレート細麺で、つるりとした喉ごしが楽しい。食べ進めてもあまり伸びずに、最後まで美味しく楽しめる。
トッピングは生卵、もやし、メンマ、ネギ、豚バラ肉。豚バラ肉は細切れで、素材の旨みを楽しめる程よい塩梅の味付けがされている。
周りを田んぼに囲まれた辺鄙なところにある店なのだが、僕が食事をしている間に地元のお客さんがどんどん入ってきて、気が付けば店内はほぼ一杯になっていた。店主の人柄も相まって、地域の方々からとても愛されている店なのだと感じた。これからもほっと落ち着く味わいの一杯を提供してくれる店であってほしい。
ごちそうさまでした。
店内では弁天山のポストカードと登頂証明書を販売している。登頂証明書は、弁天山山頂で売っているものとは違うものらしい
中華そば チーアン
徳島県徳島市方上町中須賀53-16
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