80mの高さから見下ろす渓谷美!天龍峡大橋 そらさんぽ天龍峡(長野県飯田市)

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長野県飯田市には、天竜川が形作る風光明媚な峡谷「天龍峡」があります。川の流れが巨大な花崗岩を浸食し、美しい奇岩を形作っているほか、川の周りには松やもみじが多く自生しており、秋には美しい紅葉を楽しむこともできます。

そんな天龍峡を渡る、三遠南信自動車道の長大な橋梁「天龍峡大橋」の真下には、遊歩道「そらさんぽ天龍峡」が設置されています。峡谷沿いの遊歩道から望む風景とは一味異なる、地上80mの高さから見下ろす渓谷美と緑を満喫してきました!

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個人的には「リベンジ」でした

丁度1年前(2024年10月)に、秋の茶臼山高原まつりに参加するついでに、天龍峡方面まで足を伸ばしてドライブをしてきました。

天龍峡龍角峯
龍角峯
ご湯っくり外観
天龍峡温泉交流館「ご湯っくり」

昨年の訪問時には、川沿いの遊歩道を散策しながら、天龍峡の渓谷美を満喫しました。巨大な一枚岩「龍角峯(りゅうかくほう)」の美しさには圧倒されましたね。白い花崗岩と、水面の色と、木々の緑のコントラストが最高です。そして、一通り遊歩道を散策してから、日帰り温泉「天龍峡温泉交流館 ご湯っくり」に立ち寄りました。すべすべのアルカリ性泉と、野菜たっぷりの「畑そば」を楽しみました。

天龍峡つつじ橋
天龍峡大橋

天龍峡を渡る大きな吊り橋「つつじ橋」からは、堂々とそびえる天龍峡大橋の姿がとてもよく見えました。本当はこの時にそらさんぽ天龍峡にも立ち寄りたかったのですが、天龍峡を散策した後で温泉に入り、さらにそらさんぽも見物しようとすると、時間的に真っ暗になって何も見えない可能性の方が高かったのと、何よりレンタカーの返却時間に遅れる可能性があったので、この時は泣く泣くスルーしました。

もっとも、スルーして時間調整したにもかかわらず、中央道の工事渋滞に捕まってレンタカーの返却は遅れましたが…。

そんなそらさんぽ天龍峡に、丸一年の時を経てリベンジしてきました!当ブログでは何度も「次はぜひ…。」や「リベンジします!」などと言いつつ、叶わずじまいになることも多いですが、今回はドライブの目的地までの通り道だったこともあって、無事にリベンジすることに成功しました。

三遠南信自動車道 天龍峡PAから徒歩1分!

天龍峡PA

そらさんぽ天龍峡へは、三遠南信自動車道の天龍峡PAから容易にアクセスすることが可能です。

三遠南信道は無料の高規格道路であるうえに、天龍峡PAは上下線集約施設なので、上り線からも下り線からも無料で利用できます。さらに、天龍峡PAは天龍峡ICに併設されているため、飯田市と豊橋市を結ぶ国道151号線からも直接アクセスできます。

なお、天龍峡PAはトイレとインフォメーションのみの施設ですが、休日などにはキッチンカーが出店します。

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そんな天龍峡PAの駐車場から、PA施設とは逆方向に遊歩道を進んでいくと、そらさんぽ天龍峡が見えてきます。

地上80mから見下ろす天龍峡とJR飯田線

そらさんぽ天龍峡を、対岸まで歩いていきます。地上80m地点を渡る天龍峡大橋の真下に遊歩道が整備されているので、頭上からは時折車の通る音が聞こえてきます。当然ながら足元は安定していますし、両端は金網でしっかりとガードされているので「落ちるかも」というような恐怖感は一切ありません。

ただ、ガラス窓があるわけではないので、写真撮影時にスマホなどを落とさないよう注意しましょう。なんといっても、地上80mですからね。落としたら拾うのはまず無理ですし、そもそも無事である保証もありません。

拝める景色は「最高」の一言です!金網の隙間から注意深く、天龍峡の下流方面を撮影してみました。川沿いの遊歩道から間近に望む渓谷美とは、一味違った良さがありますね。緑の山を縫うように流れる天竜川を、遠くまで見渡せます。右手奥に見えている、雲のかかった山は茶臼山でしょうか。

上流方面にカメラを向けると、天龍峡と一緒にJR飯田線の線路も見えます。

タイミング良く、電車(特急伊那路)が橋梁を通過する瞬間を撮影できました。この切り取った一瞬から、溢れ出す旅情がたまりません!

対岸方面へ少し進むと、昨年降り立ったつつじ橋が見えてきました。

天龍峡大橋

改めて、そらさんぽ天龍峡にリベンジできたことを実感できて感慨深いです。

しばらく歩いていると、そらさんぽ天龍峡の終点までやってきました。天龍峡大橋を紹介するパネルが掲示されています。

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天龍峡大橋

天龍峡大橋は渓谷の景観に配慮した結果、アーチ部分が緩やかで扁平な、日本国内6位の長さ(210m)を誇る長大なアーチ橋に仕上がったようです。確かに、つつじ橋から望む天龍峡大橋はとても絵になりました。良い意味で存在感が抑えられていて、渓谷の景観を妨げていないんですよ。奥ゆかしいヤツです。

対岸側にも一応トイレと広場が設けられていますが、特に観光施設があるわけではありません1。天龍峡PA方面に、来た道を引き返しました。

そらさんぽ天龍峡 まとめ

そらさんぽ天龍峡は、長野県飯田市にある展望施設です。三遠南信自動車道の橋梁・天龍峡大橋の下部に設けられた遊歩道で、地上80mの高さから天龍峡の渓谷美を見下ろすことができます。三遠南信道天龍峡PAに併設されており、駐車場から徒歩1分ほどでアクセスできます。

大型の道路橋の下に遊歩道が整備され、橋の下の景色を見下ろせる施設といえば、徳島県鳴門市の大鳴門橋にある「渦の道」を思い出します。風通しの良さも、頭上を車が通る轟音も、渦の道とよく似ています。もっとも、そらさんぽ天龍峡は入場無料の施設です。普通に遊歩道として使われています。地元住民の、犬の散歩ルートにもなっているようでした。

その他、特筆できる点として、バリアフリーへの配慮がなされていることも挙げられます。つつじ橋付近の川沿いの遊歩道には階段があり、車椅子などではアクセスが困難ですが、そらさんぽ天龍峡は、駐車場からのルートも含めて傾斜の少ない平坦な遊歩道となっています。そのため、足の悪い方や車椅子の方でも安心して天龍峡の渓谷美を楽しむことができます。

そらさんぽ天龍峡
長野県飯田市川路 三遠南信自動車道天龍峡大橋

通行可能時間:
6:30~18:00(4~9月)
7:30~16:30(10~3月)

※訪問時点での情報です。

国土交通省 中部地方整備局 飯田国道事務所Webサイト内の天龍峡大橋紹介ページはこちら↓

  1. 龍角峯方面に繋がる遊歩道を整備予定とのことです。

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この記事を書いた人

日本各地を渡り歩くさすらいのなまこ。食べ歩き、道の駅巡り、スーパー銭湯巡りが好き。流れ着いた地域の飲食店、道の駅、スーパー銭湯情報をブログにて発信中。【これまでの拠点】徳島、仙台、名古屋

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