道の駅情報
岐阜-46 五木のやかた・かわうえ
2005年8月10日(第21回)登録、2006年4月29日開業
訪問:2026年5月6日
道の駅 五木のやかた・かわうえ
岐阜県中津川市川上1849-3
営業時間:9:00~17:00
(カフェは10:00~16:00)
定休日:火曜日、年末年始
※2026年5月の訪問時点での情報です。
【スタンプ】

【記念きっぷ】
(2026/5/6)


※道の駅カード、記念指定券は取り扱っていません。
カフェ「Spool」として奇跡の復活を遂げた道の駅

道の駅五木のやかた・かわうえは、岐阜県中津川市(旧恵那郡川上村、かわうえむらと読む)の岐阜県道3号線(福岡坂下線)沿いにある道の駅です1。
「五木」は「ごぼく」と読み、江戸時代に尾張藩が重要な資源として伐採を禁止した、「木曽五木」と呼ばれるヒノキ、サワラ、アスナロ、コウヤマキ、ネズコの5種類の針葉樹のことを指します。特にヒノキの保護を重視しての禁止令であり、それ以外の4種類については、木材としての利用価値だけでなく、ヒノキと間違って伐採させないために禁止した側面もあるのだとか2。盗伐の罰則も重く、「木一本、首一つ」(=木を一本伐ると、打ち首の刑に処される)という言葉もあったようです3。
そんな五木のやかたですが、一時は道の駅としての今後が危ぶまれる状況でした。2024年3月末でもって、指定管理者として物販コーナーを運営していた住民組織「川上手づくり組合」が撤退し、完全に駐車場とトイレと休憩スペースだけの無人の道の駅になってしまったのです。しかも原因は「高齢化による営業継続の困難」ときました。
日本全国に1200箇所以上ある道の駅ですが、その全てが順風満帆なわけではありません。交通の流れの変化で客足が大きく減少したり、五木のやかたのように高齢化の影響で担い手がいなくなったりなどで、営業できなくなってしまう道の駅も多々あります。岐阜県飛騨市にあった道の駅飛騨古川いぶしも、五木のやかたと似たような理由(高齢化による営業継続困難)で完全に撤退し、2025年6月に道の駅としての登録を抹消されたばかりでした4。
ゆえに、五木のやかたの今後も不安視していたのですが、なんと、川上手づくり組合に変わる新たな管理者が見つかり、2025年12月をもって営業が再開されたのです!飛騨古川いぶしは営業を引き継いでくれる業者が見つからなかったために廃業していることを思うと、本当に「奇跡の復活」と言えるのではないかと思います。

さて。復活した道の駅施設は、物販コーナーと休憩室と喫茶コーナーが一体化したような広い一部屋から構成されています。





目を引くのは、木曽五木で作られた柱です。それぞれに、どの材木が使われているのか明記されています。触り比べてみると、ヒノキは特に柔らかく温かいような感じがしますね。


再開された物販コーナーでは、農産加工品や木工芸品、手芸品などを中心に取り扱っています。

木曽五木以外で目を引くのは、絹織物です。川上地区ではヤママユガから取った天蚕糸の織物が生産されており、館内にも展示されています。

記念きっぷにも描かれている「やままゆくん」も、ヤママユガの繭を模したキャラクターです。初めて見たときはてっきりキウイフルーツかと思っていました(え)

リニューアル後の現在も稼働しているかは不明ですが、「手織り室」にはたくさんの機織り機が収納されていました。かつてはここで機織り体験ができたようです。

五木のやかたの管理を引き継いだのは、カフェ「Spool」です。川上地区の隣の田瀬地区に住む代表の丹羽さんが友人を誘い立ち上げたカフェで、お世話になった川上地区への恩返しのために引き継ぎに名乗りを上げたといいます5。
喫茶店としてはコーヒーやパン、スイーツなどを取り扱っています。
帰りに向けて、アイスコーヒーを購入しました。1杯400円のアイスコーヒーは、濃厚に広がる香りと、ストレートな苦みと、後味に感じる酸味が心地良い一杯でした。写真は撮り忘れました(え)
道の駅 五木のやかた・かわうえ まとめ
道の駅五木のやかた・かわうえは、岐阜県中津川市の岐阜県道3号線(福岡坂下線)沿いにある道の駅です。
高齢化による営業継続困難のため、2024年3月末をもって物販営業が終了し、実質的に駐車場とトイレと休憩室だけの施設となっていましたが、2025年12月に地域住民の立ち上げたカフェ「Spool」が新たな指定管理者となってリニューアルオープンしました。農産加工品や工芸品を購入できるほか、コーヒーやパンなども味わえます。
山深く長閑な川上地区における「集いの場」としても機能しており、定期的に味噌作りワークショップなどのイベントが開催されています。訪問時にも地元のお母さん方が喫茶店でくつろいでいました。
この場がいつまでも続いてくれることを願います。次に近くを訪れたら、今度はパンも頂きたいですね。
道の駅五木のやかた・かわうえ(カフェSpool)のSNSアカウントはこちら↓
Instagram:@5boku__spool
- 厳密には県道3号線から、案内標識を目印に川上川を渡って少し進んだ場所にあります。
- 参考:木曽五木:中部森林管理局
- 参考:木曽五木あれこれ/中津川市
- 参考:道の駅「飛騨古川いぶし」が廃業へ「運営を引き継ぐ会社を募ったが実現せず」 全国5例目の登録取り消し 岐阜・飛騨市 | 名古屋・愛知・岐阜・三重のニュース【CBC news】 | CBC web (1ページ)
- 参考:中津川の道の駅「五木のやかた・かわうえ」にカフェ開店 無人化解消、にぎわい戻る:中日新聞Web


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