竜泉寺の湯に泊まってみた!天空 SPA HILLS 竜泉寺の湯 プレミアムロッジ ザ・メゾン

プレミアムロッジ ザ・メゾンブース1 温泉・サウナ・ホテル

皆様は「スーパー銭湯に泊まってみたい」と思ったことはありますか?

多くのスーパー銭湯は深夜の遅い時間まで営業しています。ゆえに湯上がりのだらだらタイムを永遠に近く過ごせると言っても過言ではありません(え)

ですが、だからといって調子に乗ってあまり遅くまで居すぎると、深夜の少し眠くなってきた時間帯に強制的に帰されることになります。夢から無理矢理覚めさせられたような気分になります。だから、日付が変わったぐらいの時間帯にスーパー銭湯にいるときには、いつも「どうせならこのままずっとここでだらだらしていたい」なんて思っちゃうわけです。

先日、スーパー銭湯に泊まるという夢を叶えてきました。名古屋では「らくスパガーデン名古屋1」や「湯~とぴあ宝」といった一部のスーパー銭湯がオールナイトで営業していますが、今回訪問したのは守山区の「竜泉寺の湯名古屋守山本店」です。ここには簡易宿泊スペース「プレミアムロッジ ザ・メゾン」があります。

果たしてどんな雰囲気の場所なのか、実際に宿泊して確かめてみました!

天空SPA HILLS 竜泉寺の湯名古屋守山本店について

竜泉寺の湯外観

守山区竜泉寺にある「天空SPA HILLS 竜泉寺の湯 名古屋守山本店」は、全国各地にあるスーパー銭湯「竜泉寺の湯」の本店で「日本のスーパー銭湯発祥の地」と言われています。当ブログでも過去に紹介記事を投稿しています。

竜泉寺の湯露天
(イメージ)

「天空スパヒルズ」の名前の通り、露天風呂(特に男湯)からは庄内川の向こう側に広がる春日井や小牧の街を眼下に眺めることができます。

湯上がりのリラックススペースも充実しており、寝そべることのできる畳スペースや、山小屋のようなおしゃれな雰囲気の岩盤浴&休憩スペース「フォレストヴィラ」(入場は別料金。+500円)にてくつろぐことができます。

そのうえ、入場料は700円とかなりリーズナブルなのだから最高です。

唯一のネックはその立地であり、名古屋市街方面から公共交通機関で訪問するには、大曽根から出ている「ゆとりーとライン」に乗るしかありません。僕も訪問の際にはゆとりーとラインを利用しているのですが、竜泉寺の湯自体は深夜3時まで営業しているというのに、遅くともゆとりーとラインの最終便が出発する23時には出なければならないのです。気分は深夜0時に魔法の解けてしまうシンデレラです。

23時って、それだけ居れば十分ですよ!

プレミアムロッジ ザ・メゾン 入館方法

竜泉寺の湯の簡易宿泊施設「プレミアムロッジ ザ・メゾン」への宿泊申し込みは電話、WEB予約もしくはフロントでの当日受付で行うことができます。予約は宿泊当日の昼12時まで受け付けており、チェックインは15時以降随時受け付けています。宿泊料は3600円です。

ただし、プレミアムロッジザ・メゾンの開放時間は17時~翌10時となっているため、早くチェックインしても入ることはできません。また、翌10時30分までにチェックアウトしなければ翌日分の入場料700円がかかってきます。チェックイン後の途中退場ができない点にも注意が必要です。また、深夜3時~6時(竜泉寺の湯の営業時間外)にはプレミアムロッジザ・メゾンから退出することができません。

そのため、着替え等の荷物はプレミアムロッジザ・メゾン内の更衣室のロッカーにしまう必要があります。竜泉寺の湯に入場するタイミングによっては「最初に浴室の更衣ロッカーに着替えや荷物をしまい、営業時間が終わるまでに浴室の更衣ロッカーからプレミアムロッジザ・メゾン内の更衣ロッカーに荷物を移し替える」という二度手間が発生することもあります。

宿泊の際にも、入場時には通常と同じく券売機で入場料700円を支払う必要があります。すなわちプレミアムロッジザ・メゾンに宿泊する場合には最低4300円が必要ということになります。

チェックインの際にはまずフロントに下足箱のキーを出し、宿泊用紙に住所と氏名を書き込みます。すると、プレミアムロッジザ・メゾン用の館内着やレンタルタオル、アメニティを受け取れます。プレミアムロッジザ・メゾンの入口はフォレストヴィラ内にあるため、宿泊者はフォレストヴィラの休憩スペースを無料利用することができますが、岩盤浴は別料金です。岩盤浴利用料500円を支払って、岩盤浴用の館内着を受け取る必要があります。

いくつか制約や注意点はありますが、大好きなスーパー銭湯に泊まれるのは非常にわくわくします!

竜泉寺の湯で永遠にだらだら…

というわけで、ゴールデンウィークの前半に竜泉寺の湯へ行ってきました。前述した料金はあくまで通常時の料金であり、訪問時はゴールデンウィーク料金として入場料800円、岩盤浴料金700円となっていました。まあ、だとしてもビジネスホテルに泊まるよりは安いんですけどね!同じ頃に泊まった豊橋のビジネスホテルは1泊で13000円はしましたから…

竜泉寺の湯内湯
(イメージ)

やりたいことはたくさんありますが、一番最初にやることはもちろんお風呂です!やはりここは眺めを楽しめるところが、他のスーパー銭湯にはない最強の強みだと思いますね。春を通り過ぎて一気に夏がやってきたかのような陽気になってきた4月末でしたが、眼前に広がる景色を楽しみながら気持ちよく汗を流すことができました。

お風呂で汗を流した後は、サウナで汗をかきました。竜泉寺の湯の高温サウナ(黄土サウナ)では毎時00分と30分にオートロウリュが実施されますが、サウナハットのおかげでオートロウリュ中でも最上段に陣取って熱を楽しめる余裕がありました。

ゴールデンウィークゆえに、ととのいスペースの寝そべり椅子は大人気で陣取ることができなかったものの、景色を見ながら気持ちよくととのうことができてとても満足でした。

竜泉寺の湯ドラゴンラーメン
ドラゴンラーメン(税込950円、オロポセット+330円)

お風呂上がりには食事処「湯あがりキッチン一休」にてサウナ飯を頂きました。せっかくなら以前の紹介記事で取り上げなかったメニューを食べればよかったと思いましたが、オリジナルメニューの「ドラゴンラーメン」が好きなんですよ。だからまた頼みました。

この真っ赤ないかにも辛そうなラーメンに、かき玉とニラと挽き肉とにんにくがたっぷりと入っています。太く、ちゅるんとした食感の縮れ麺も良いです。以前このラーメンを「台湾ラーメンのようだ」と形容しましたが、改めて食べてみると味仙の台湾ラーメンとはかなり違いましたね。ドラゴンラーメンはドラゴンラーメンです。

辛さは「普通」「激辛」「鬼辛」の3段階から選べます。鬼辛にすると汗と鼻水が止まらなくなっちゃうので、今回は日和って汗をかきすぎない範囲に調整して「激辛」を選びました。スープを楽しむ余裕のある程よい辛さでしたが、鼻水はしっかりと出ました(え)

サウナ飯の後はフォレストヴィラにてだらだらタイムです。いつもならリクライニング椅子に座り、YouTubeやテレビをBGMにしながらブログ用のネタ出しをして、時計とにらめっこをしつつ合間に岩盤浴を挟むのですが…

今日は泊まるから日付が変わっても居ていいんだぁ!

ゆるキャン

時間に余裕があるので、上記の作業に加えて漫画「ゆるキャン△」を読み直しました。ゆるキャン△はキャンプの様々な楽しみ方や中部地方の自然を非常に魅力的に描写しているのが良いですね。漫画だと特に、風景だけが大きく描かれたコマが適宜織り交ぜられているのですが、それがキャンプの静かかつ穏やかに時の流れる雰囲気を、この上なく端的に表現している感じがして好きです。あとは何事も全力で楽しむなでしこちゃんがかわいいですね。わんこみたいです。

竜泉寺の湯デトックスウォーター

岩盤浴では水分補給が大切です。フォレストヴィラのカフェスペース「Doribal」にて「デトックスウォーター(税込550円)」を購入しました。デトックスウォーターは、水にフルーツや野菜を漬け込んで、フルーツや野菜のフレーバーを溶け込ませたものです。こういうものを嗜むのは、なんだか「自然派の丁寧な生き方」という感じがします。味わいは基本的に水なのですが、オレンジの香りと酸味をほのかに感じるんですよ!体に優しそうな自然な味がしますね。ちなみに、デトックスウォーターは購入当日に限りおかわり自由です。

それにしても550円か… ウオー!たくさんおかわりして元を取るぞ!!ガブガブ!!!

丁寧さもへったくれもなくなりましたね!

大曽根行きのゆとりーとラインの最終便が発車する23時を過ぎ、さらに日付も変わりました。ゴールデンウィークだからか、0時を過ぎてもまだまだたくさんのお客さんが滞在していましたね。

満足いくまでフォレストヴィラにてだらだらし、眠くなってきたタイミングでプレミアムロッジザ・メゾンへ下りることにしました。

プレミアムロッジザ・メゾンに潜入

プレミアムロッジ ザ・メゾン入口

プレミアムロッジザ・メゾンの入口は前述の通りフォレストヴィラ内にあります。下足箱キーをゲートに読み取らせることで入場できます。階段を下りると、そこには宿泊スペースが広がっています。前述の通りロッカー付きの更衣室があるほか、トランクを仕舞えるサイズのロッカーもあります。

プレミアムロッジ ザ・メゾンブース1

プレミアムロッジザ・メゾンはネットカフェを少し開放的にした感じの、扉の無いブース状の半個室となっています。寝台はリクライニングチェアタイプとベッドタイプの2種類あり、今回はリクライニングを予約しました。席は全部で86席あり、男女兼用エリアと女性専用エリアに分かれているので、女性でも安心して利用できます。

プレミアムロッジ ザ・メゾン アメニティ

アメニティは、館内着、レンタルフェイスタオル&バスタオル、耳栓、いびき対策テープ、濡れ物入れ、ひげ剃り&シェービングクリーム(男性)、歯ブラシ、竜泉寺の湯のフェイスタオルとなっています1。竜泉寺の湯のフェイスタオルはもう3枚持っていますが、こんなんなんぼあってもいいですからね!ほか、睡眠用にタオルケットが2枚備え付けられています。

各ブースにはテレビもあり、ここでくつろぐことも可能ですが、フォレストヴィラにある漫画等は持ち込むことができません。基本的には寝るためのスペースと考えるのが良いでしょう。ブースにコンセントはないので、モバイルバッテリーがあると良さそうです。

プレミアムロッジ ザ・メゾンブース2

青いライトに照らされた空間はものすごく非日常的です。寝ましょうか(シャッター音が漏れないようにしています)。リクライニングチェアはフォレストヴィラにあるものと比較すると背中や足の傾きを細かく調整でき、ほぼフルフラットにすることもできます。

朝の竜泉寺の湯

6時に起床し、帰宅するために荷物をまとめつつ、朝風呂に入浴しました。竜泉寺の湯には朝風呂料金があり、朝9時までに入場すると入場料が100円割引されるのですが、それもあってか朝7時頃の時点でも既にたくさんのお客さんが入浴していました。

朝風呂の後は朝食、といきたいところでしたが、残念ながら2024年4月21日をもって食事処「湯あがりキッチン一休」の営業時間が9時半からになっていました2

竜泉寺の湯モーニング

ですが、代わりにすぐそばの軽食コーナー「潤美茶房」にてモーニングを提供するようになったので、そちらを頂くことにしました。ただしこちらも営業開始時間が8:10(金土日祝は7:45)なので、早起きした場合には朝食にありつけるまでタイムラグがある点に注意しましょう。また、少人数で回しているため提供にも少し時間がかかります(これはお客の多いゴールデンウィークだったからかもしれません)。

竜泉寺の湯モーニングB

税込み550円のモーニングセットは3種類ありますが、今回はピザトーストのついたBセットを選択しました。Bセットはピザトースト、ヨーグルト、汗蒸幕たまご、選べるドリンクから構成されています。

ピザトーストは食パンが柔らかく、バターの香りも豊かで美味しかったです。汗蒸幕たまごは固茹でで、付属の塩がとてもよく合いました。ヨーグルトの優しい甘さも沁みます。朝の活力を得るのにぴったりの朝食でした!3

朝食をとった後は、プレミアムロッジザ・メゾンに忘れ物が無いか確認して荷物を引き上げ、ブログ用の記事の下書きをしながらチェックアウトの時間を待ちました。そして昼前にチェックアウトし、竜泉寺の湯を後にしました。

お気に入りのスーパー銭湯である竜泉寺の湯で、とてもゆっくり過ごすことができて非常に満足できました!

プレミアムロッジ ザ・メゾン まとめ

天空SPA HILLS 竜泉寺の湯名古屋守山本店には簡易宿泊スペース「プレミアムロッジザ・メゾン」があります。

以下に、実際に宿泊して感じた良かった点や気になった点を挙げてみます。

(良かった点)

・リーズナブルに宿泊できる。
・ブースに清潔感がある。
・館内着・タオルのレンタルやアメニティがあるので、手ぶらでも入浴可能。

(気になった点)

・扉が無いのでプライベートはあまり保たれない。
・開場時間が限られているので入場時間によっては荷物を移動させる手間がある。
・ブースにコンセントが無い。

宿泊費用は3600円(入場料を合わせると4300円)で、フォレストヴィラの休憩スペースを自由に利用できます。岩盤浴は別料金です。

チェックインしたら途中退場ができない点と、竜泉寺の湯の営業時間外である3:00~6:00にはプレミアムロッジザ・メゾンから退出できない点に注意しましょう。

立地的に名古屋市街や鉄道駅からはかなり離れているので、名古屋観光の拠点として活用するのは少し難しいかもしれませんが、旅費を抑えたいドライブ旅行の際の休憩地点兼宿泊地点として利用するのが良さそうな気がしました。あるいは今回の僕のように「スーパー銭湯で永遠にだらだらしていたい」という休日に、思い切って宿泊してみるのも良いかもしれません!

天空SPA HILLS 竜泉寺の湯 名古屋守山本店
愛知県名古屋市守山区竜泉寺1丁目1501

営業時間:6:00~3:00

※訪問時点での情報です。

竜泉寺の湯名古屋守山本店「プレミアムロッジ ザ・メゾン」のページはこちら(予約もこちらから)↓

名古屋の人気サウナ「ウェルビー」の紹介記事はこちら↓

  1. 週末のみ
  2. それまでは7時半から営業していました
  3. フォレストヴィラの「Doribal」でも同じモーニングセットを提供しています。そちらは9時開店です。

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この記事を書いた人

日本各地を渡り歩くさすらいのなまこ。食べ歩き、道の駅巡り、スーパー銭湯巡りが好き。流れ着いた地域の飲食店、道の駅、スーパー銭湯情報をブログにて発信中。【これまでの拠点】徳島、仙台、名古屋

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