このブログを始めた2019年頃には、徳島県に住んでいました。
地元から離れた、知らないことだらけの徳島県。そんな徳島県での暮らしや、おいしいもの。せっかく深掘りしても、自分一人だけで抱えておくには勿体ない…と感じて始めたのがこのブログでした。
僕が徳島に住んでいたのは2019年から2022年にかけてなので、徳島時代の記事の中には、2026年の現在読み返すと、情報が古くなってしまったものもあります。
今回は過去に投稿した徳島県の小売店や珍スポット関連記事のうち、既に閉店したものについて、一本のアーカイブにまとめることにしました。お店があった当時に、昔の僕自身が体験した「生の感想」を記録として残しつつ、現在の読者の皆様にも「閉店録」という形で役立つ情報に昇華することができましたら、僕としても本望です。
- 過去に投稿した「徳島県の閉店・終了した小売店や珍スポット」関連記事へのリンク集です。
- 2026年8月時点での情報です。
- 不定期に最新の状況を確認し、追記・修正を行う予定です。
徳島市内
バレンシーア(徳島市八万町大野)
(※2022年3月3日閉店)

徳島で「珍スポット」といえば、ここは外せないでしょう。徳島市八万町大野の、国道55号線大野橋の近くにあったレストラン「バレンシーア」です。人気番組「月曜から夜ふかし」で紹介されたこともありました。
徳島にいわゆる「ファミレス」が進出するよりも昔から、年中無休の24時間営業を続けてきたレストランなのだそうです。
有り体に言ってしまうと、全体的に怪しげな雰囲気が漂っています。エントランスの周りに無造作に置かれた彫像類はまだ序の口で…。

店内は、高級感ある調度品とカラフルなネオン照明のミスマッチが独特の雰囲気を作っています。


出てくる水はバレンシーア独自の「魔法銘水」なる水で、水に「アルカリイオン水静電誘導処理」なるものを施すことによって、不純物・化学物質をゼロにしているのだそうです。調理や館内の清掃にも魔法銘水が使われているのだとか…。なんというかもう、すごく香り立っています。

しかしながら、提供されているメニューはボリュームたっぷりでありつつも、どこか落ち着くような味わいをしていました。料理は全く怪しくはない…と言いつつ、+80円で謎の「海洋性コラーゲン」を追加できたりもしたそうですが。(結局何だったのかわからなかったな…。)
確かに奇抜ではあるのですが、珍スポットであるのと同時に、地域の方々から愛される「たまり場」であったのも印象的でした。前述の通り、徳島に大手のファミレスが進出するよりも前からあったので、地元の多くの方にとって思い出深い店でもあるようです。
ストリートビューで確認してみたところ、跡地は2024年12月の段階で更地となっていました。
徳島ボードゲーム倶楽部(徳島市鮎喰町2丁目)
(※2022年7月31日閉店)

徳島市鮎喰町の国道192号線上鮎喰橋のたもとには、長らく空きテナントがあったのですが、2019年に、そこに「徳島ボードゲーム倶楽部」がオープンしました。その名の通り、様々なボードゲームを気軽に楽しめる「ボドゲカフェ」です。
国道から見えている部分(写真)はエントランスで、建物はその下に広がっています。
当時の僕にはボードゲームで一緒に遊んでくれる友達がいなかったので、気になりつつもなかなか立ち寄れませんでした。結局、弟が遊びに来たときに、一緒に行ってきました。


450種類のボードゲームやアナログゲームが揃っていました。二人きりでも、なかなか白熱して盛り上がりました。
料金システムはワンドリンクorワンフードオーダー制で、「料理orドリンク料金+遊戯スペース利用料金」となっていました。遊戯スペース利用料金は最初の1時間が500円で、以降30分ごとに250円ずつ加算されます。最大料金は平日1000円、土日祝は1500円と、リーズナブルな価格設定でした。(2020年6月頃の訪問当時)
オープンしたのがいかんせんコロナ禍の真っただ中だったので、やはりその影響が大きかったようです。
跡地は閉店ののち空きテナントとなりましたが、2025年4月時点で、女性専用24時間ジム「Amazones」徳島鮎喰店が入居しています。
半額専門店TOA mart 徳島店(徳島市佐古八番町)

(※2023年2月26日閉店)
先ほどコロナ禍に少し触れましたが、この店舗もコロナ禍に少なからず関係があります。
徳島市佐古八番町、徳島大学病院および徳島県立中央病院の近くの調剤薬局が並ぶ通りに、「半額専門店 TOA mart(トーアマート) 徳島店」がありました。
トーアマートは化粧品や日用雑貨等の卸売業である、「東亜産業」という企業が運営していたディスカウントストアです。東亜産業はコロナ禍当時、全国各地に無人PCR検査センターを展開していましたが、2021年頃よりそれらを順次トーアマートに転換する形で、店舗を拡大させてきました。この徳島店も元は調剤薬局跡の空きテナントでしたが、2021年の夏頃に東亜産業の無人PCR検査センターに転換されたのち、2021年秋頃にトーアマートとなりました。

品揃えは化粧品や衛生用品、飲料、インスタント食品、お菓子といった具合でした。「半額専門店」という店名の通り、なかなか安価に売られていましたね。問屋を通さずメーカーから直接仕入れることで安値を実現していたとのことです。あとは単純に「見切り品」が多かったのも理由なのかもしれません。
そんなトーアマートは、2022年頃は絶好調で全国各地に店舗を増やしていましたが、2023年頃より次第に閉店が目立つようになり、2025年5月には最後の1店舗であった秋葉原店が閉店しました1。徳島店に関しては、駐車場どころか駐輪場すら無いような立地だったうえに、徒歩1分程度の距離にセブンイレブン徳島佐古八番町店もあったため、苦戦もさもありなんといった印象です…。
跡地は2025年4月時点で、「オブリージュ調剤薬局 佐古店」となっています。再び調剤薬局に戻りました。
24時間無人餃子・冷凍食品直売所 雫家(徳島市庄町5丁目)
(※2022年6月~2024年7月の間に閉店)

徳島市庄町の国道192号線沿いに、餃子や冷凍食品の24時間無人直売所「雫 -shizukuya- 家」がありました。2021年10月にオープンしており、オープン当初に訪問しています。
当時はやはりコロナ禍で、人との接触が憚られていた時代でした。ゆえに、人との接触無しで買い物ができる、餃子をはじめとした冷凍の無人直売所が注目を集めていました。雫家もその流れを汲んでオープンしています。


店名の通り、取り扱っていた商品は冷凍餃子と冷凍食品です。公式Instagramには「徳島で他では売っていない商品をメインに、天丼やカレー等、冷凍食品を常時7~8種類は取り揃えております。」という投稿があり、品揃えで差別化を図っていたようです。餃子は36個入りの1パックが1000円、冷凍食品は好きなものよりどり3つで1000円という価格設定でした。

冷凍食品は、小腹に丁度良く収まるようなサイズ感でした。確かに、冷凍トルコライスや冷凍のり弁のような、珍しいものもラインナップされていましたね。


餃子は「肉汁たっぷり肉餃子」と「キャベツたっぷり野菜餃子」がそれぞれ18個ずつ入っています。肉餃子はニンニクの効いたジューシーな味わいで、野菜餃子はキャベツの甘味と肉の旨味のバランスが絶妙な、あっさりとした味わいでした。
徳島県における無人餃子直売所の先駆者であった、ふじやの展開する餃子香月との差別化もなされていました2。前述した冷凍食品の品揃えも含め、戦略を練って開業したようですが、残念ながら閉店となりました。情報が無くていつ頃閉店したかもわからないんですよね…。
コロナ禍の落ち着きや、光熱費の高騰などをきっかけに、そもそも無人販売自体が下火になっていったという側面もあります。個人的には、自動販売機感覚で気軽に立ち寄れて割と好きでしたが、人件費がかからない分空調も冷凍庫も動かしっぱなしというのはやはり経済的でなかったのでしょう…。
跡地は現在も空きテナントです。
- 参考:トーアマート、2025年5月18日で歴史に幕-かつて500店を目指した「コロナの落とし子」、秋葉原店閉店で | 都市商業研究所
- 当時はまだ、餃子の雪松は徳島県に進出していませんでした。もっとも、この記事を書いている時点で既に撤退済みですが…。






コメント