意外なお出かけ穴場スポット 徳島県立防災センターで防災学習!

徳島県立防災センター5 観光スポット

先週は他県から弟が遊びに来てくれた。

せっかくだからかずら橋や剣山、鳴門などの徳島らしいスポットに連れて行ってやりたかったのだが、徳島県の天気予報はあいにくの雨マーク。

雨でも楽しめるお出かけスポットが無いだろうかと思い、検索サイトで「徳島 雨天 観光」などのワードで検索してみたところ、意外な穴場スポットを発見することができた!

徳島県立防災センター1

それは北島町にある「徳島県立防災センター」だ。

徳島県は、今後30年以内に高い確率で起こるとされている南海トラフ地震によって大きな被害を受けることが予想されている。県民の防災学習の場として、2004年にオープンした。

館内ではツアー形式で防災学習をすることができるのだが、その内容は「地震体験」や「風雨体験」など、なかなか体験できない非常に貴重なものばかり。しかも、入館料無料で体験することができる!

ぐずついた天気の中、弟を伴って館内に入ると、丁度ツアーが始まる時間だったため御一緒することにした。

(※ツアー中にはあまり写真を撮る余裕がなかったので、以下の写真はパンフレットからの抜粋)

徳島県立防災センター2

最初のコーナーは「防災ガイダンス」。映像を見て災害やその対策を学ぶコーナーだ。

今回のテーマは津波。徳島県では、南海トラフ地震発生時に津波被害が予想されている。

特に徳島市周辺は吉野川の沖積平野となっており、海抜が低いことから津波が発生した際には浸水被害は甚大なものになると予想される。映像には自宅の近所が津波で水浸しになるシーンがあったため、他人事に思えなかった。非常持ち出し袋を準備しておかなければと強く思った…。

徳島県立防災センター3

続いてのコーナーは「地震体験」。

ダイニングルームを模したブースの中で、地震のリアルな揺れを体験することができる。今回は「震度5強」と「震度7(兵庫県南部地震、いわゆる阪神大震災)」を体験した。

まずは震度5強。ニュースで震度5強と聞くと「強い地震だな」と感じるような震度だ。

しかし実際に揺らされてみると、「そこまででもない」というのが率直な感想だった。揺れているのはわかるが、行動できないというほどでもない。落ち着いて安全な姿勢をとる余裕があった。

とはいえ、「そこまででもない」と感じたのは、あくまでも家具類が完全に固定されていて、何も落ちてこない安全なブースの中で揺れを体験したからということに他ならない。もし自宅であの揺れが起きたら、崩れたり倒れたりしそうなものはいくらでも思い当たる。本や食器は間違いなくぶちまけられるだろう…

その流れで今度は震度7を体感した。震度7ともなると歴史に残る巨大地震の震度だ。「危険なので絶対にテーブルや手すりから手を離さないでください」という、ガイドの方のアナウンスでブースの中の僕たちに緊張が走る。

そしてついにブースが揺れ始め…

 あ

   あ 

  あ

 あ

  あ

  あ

   あ

    あ

やばい!揺れ強い!早い!内臓が揺れる!お昼ごはんが胃の中から外に出ちゃう!!

震度7の揺れは身の危険を感じるほどに強いものだった。

まるで遊園地の絶叫マシンの加速のように、内臓にGをかけてくるような揺れ。このような状況では冷静に行動する余裕などないだろう。安全なブースの中で体験しても恐怖を感じるレベルなのだから、日常生活の中で震度7の揺れが起こった日には、死を覚悟するだろう。

いずれ戦わなければならない大地震に対して、改めて覚悟を固めることができた。

徳島県立防災センター4

続いてのコーナーは「消火体験」。

火災においては初期消火が非常に重要であり、初期の段階で確実に消火できるよう、消火器の使い方を学ぶことができる。

徳島県立防災センター5

火事の際にはとにかく周りに気付いてもらうことが重要。「火事だぁ!!!」と大声で叫び、消火器のピンを抜いてレバーを思い切り握り、火の根元をめがけて薬液を浴びせる。

ちなみに一番手前の黒いのがなまこマンの中の人だ。迫真の演技で消火にあたったらなぜか笑いが起きてしまった(笑)

徳島県立防災センター6

続いてのコーナーは、引き続き火災つながりで「煙体験」。

火災の際に危険なのは炎や高熱よりも、有害な物質を多く含んだ煙を吸い込んでしまうことである。特に、煙に含まれる一酸化炭素は多量に吸い込むと体が動かなくなり、一酸化炭素中毒に陥り死に至る場合もある。

このコーナーでは、体に無害な物質で作られた煙を充満させた室内に入り、煙を吸わないように避難する。煙の充満した室内は視界が非常に悪い。前後不覚の状態の中で、誘導灯が非常に役に立った。

ちなみにこの体験が終わった後、他のお客さんたちは「なんか甘い匂いしたね?」などと言っていたが、ガイドの方曰く「煙には甘い匂いを付けてある」とのことだった。つまり甘い匂いを感じたということは、煙を吸い込んだということになる。

徳島県立防災センター7

最後のコーナーは「風雨体験」。

暴風雨を体験することができる。しかし僕たちが訪問したときには雨の体験は行っておらず、暴風のみの体験となった。(雨は平日の15:30のツアーでのみ体験することができる)

徳島県立防災センター8

巨大なファンから風が吹き出す。今回は風速20mと30mを体験した。

しかしどちらも手すりにつかまっているので精いっぱいだった!風が強くて一番困ることは飛ばされそうになることではなく、風が目や鼻に思い切り入り込むことだ。

目が乾いて視界が悪くなるし、鼻や口に入って息が苦しくなる。体が飛ばされそうになるのも相まって、まともに動くことができなくなってしまう。

そこに雨まで加わったら、ますますもって視界が悪く、息苦しくなることだろう…。

徳島県立防災センター9

非常持ち出し用グッズの数々。近くのフジグランにて購入可能とのこと

ツアー時間はおよそ1時間で、ツアーで回るところ以外にも様々な展示や体験コーナーがある。 様々な体験を通して防災に対する意識を高めることのできる施設だ。また、無料なのも見逃せないポイント。

家族でのお出かけに、一度訪れてみるのも良いかもしれない。

徳島県立防災センターパンフレット

パンフレット。防災すだちくんがキュート

徳島県立防災センター
徳島県板野郡北島町鯛浜大西165

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