【24時間無人販売】無人ホルモン直売所 引山店で謎のホルモンを購入!(名古屋市名東区引山)

無人ホルモン直売所購入品 グルメ

コロナ禍も手伝って、様々な物が人と対面しない無人販売の形式で販売されるようになりました。例えば「餃子の雪松」に代表される餃子の無人直売所は、今や全国各地で様々な事業者が店舗を展開しています。

先日訪問した「からやま 名古屋森孝店」からの帰り道にも面白い無人直売所を見つけてしまいました。帰宅するために栄方面へ向かうバスに乗ろうと、最寄りの引山東バス停へ向かっていたところ、バス停のすぐそばに「無人ホルモン直売所」というものがありました。

無人ホルモン直売所外観

なるほど。確かに肉も無人販売の界隈ではポピュラーな商品ですからね。中の人は子供の頃からホルモンが大好きなので、バスが来るまでの間、少し覗いてみることにしました。

すると、冷凍庫に並んでいたのは謎の部位ばかりだったのでした。「マルチョウ」や「テッチャン」とかはなんとなくわかりますが… 「シビレ」とか「チチカブ」って一体何なんだ!「コブクロ」は歌手しか知らないし「コリコリ」に至ってはただの食感の感想ですよ!

正体も味も気になりすぎます。実際に購入して確かめてみました!

豊富な部位の揃う無人直売所

今回訪問した「無人ホルモン直売所」は全国各地に店舗を展開しています。24時間営業の無人直売所であり、冷凍庫に入った肉をいつでも購入可能です。

無人ホルモン直売所内部1

商品は基本的に1パック150~200gほどで1000円となっています。これが安いか高いかは意見が分かれそうですが、あらかじめ味付けがされているものが多いので、解凍したらあとは焼くだけで食べられます。あとはあまり見かけないような部位も多く並んでいますね。前述のシビレ、チチカブ、コブクロ、コリコリの他にも、フワやらチレやら、やはり聞きなれない部位がラインナップされています。

肉以外ではつけダレやポン酢、持ち帰り用の保冷袋が販売されています。

無人ホルモン直売所牛部位
無人ホルモン直売所豚部位

一応、どの部位がどのあたりに対応するかは簡単なイラストで紹介されているのですが、あまりにもざっくりしすぎていていまいちピンときません(笑) 何て言う臓器なのかを知りたいんですよ!!

無人ホルモン直売所内部2

お会計はお馴染みのお賽銭スタイルとなっています。当然ですがお釣りは出ません。余談ですが訪問時に1万円札しか持っていなかったので、近くのファミマで1000円札に崩していたら、乗る予定だったバスを逃してしまいました(え)

今回購入したもののうち、2パックが賞味期限接近のため半額での販売となっていました。定価のもの2パックと、半額のもの2パックを購入したので、合計で3000円を料金箱に入れたのですが、スーパーマーケットのようにわかりやすく半額引きの処理がしてあるわけでもないので(ただ『半額コーナー』と書かれた一角に入れられていただけ)、本当に3000円で持って帰って良かったのか今も少しドキドキしています(え)

無人ホルモン直売所購入品

販売されている商品の種類は多く、チレのような聞きなれない部位から、ミックスホルモンにハラミといった正体のわかるものまで様々でしたが、いかんせん1パックが1000円なので全部網羅するのは現実的ではありません!なので、冒頭でも述べたシビレ、チチカブ、コブクロ、コリコリの4種を購入してみました。

どの部位なのかは検索すればすぐにわかるわけですが、味は実際に食べてみないとわかりませんからね。早速解凍して調理していきましょう!

メスからしか取れない希少部位「コブクロ」

無人ホルモン直売所コブクロ刺し

最初に頂いてみたのは豚の「コブクロ」です。「コブクロ刺し」として販売されており、コブクロをボイルしたものをポン酢等で頂く料理です。ゆえに、解凍してすぐに食べることが可能です。

いやぁ、コブクロと言われましても、歌手のほうしか思い浮かびませんよ!余談ですが中の人はカラオケで本気で歌う時にはコブクロの「桜」をよく歌います。

歌手のほうのコブクロは小渕と黒田でコブクロですが、こちらは「子袋」でコブクロです。要は豚の子宮なんですね。だから「メスからしか取れない希少部位」なのです。

そんなコブクロは、プリッとした食感でありつつ、サクッと噛み切ることができます。食感が非常に楽しい部位です。噛めば噛むほど旨い、ボイルした貝柱のような感覚で楽しめます。これはポン酢をかけて食べると非常に旨いです。

ちなみに、台湾ラーメンでお馴染みの「味仙」にも人気メニューの一つにコブクロ炒めがあります。次に味仙に行くときにはぜひとも頼んでみたいです。あのプリプリの食感には激辛の味付けも非常に合いそうです。

「シビレ」「チチカブ」「コリコリ」って何!?

無人ホルモン直売所調理

今度は焼いて調理する残りの3つを頂きました。解凍したホルモンは、熱したフライパンに油を引き、染み出す水分をキッチンペーパーに吸わせながら焼き上げると美味しく焼けるようです。

初めて見るホルモンがつけダレに漬かっているので、どのぐらい火が通れば食べごろなのか判断に少し迷いましたが、とりあえず表面に焼き目がつくまでしっかり火を通しました!味噌ダレに漬かったシビレは焼け具合がわかりにくかったですが(苦笑)

無人ホルモン直売所チチカブ、シビレ、コリコリ1
無人ホルモン直売所チチカブ、シビレ、コリコリ2

焼きあがった姿を見てみると、改めて謎… と言いたいところですが、コリコリだけは形からなんとなく正体がわかります。これはおそらく血管ですね。一方でチチカブとシビレは焼きあがっても正体がわかりません!チチカブもシビレも肉にしか見えません!なお、今回頂いたチチカブとコリコリは豚、シビレは牛のものです。

気になりすぎるので、早速味を確かめてみることにします。

まずはシビレから頂いてみます。甘辛い味噌ダレがしっかりと絡んでいます。噛みしめてみると、とても滑らかな食感に驚きます。それでいて、レバーのほろ苦い旨味が濃厚に口の中に広がります。さながらレバーペーストを食べているかのようです!

続いてはコリコリを頂いてみます。その名前の通り、プリプリ、コリコリ、サクサクとした食感です。内臓肉の中でもそのプリプリ、コリコリ度合いは最上位と言えそうです!これは食感を楽しむ嗜好品のような部位ですかね。

最後に、チチカブを頂いてみます。ハツを思わせるような、ザクプリッとした噛み応えがあります。それでいて、奥の方にレバーを思わせるようなほろ苦い風味も感じます。ハツのような、肉と内臓の狭間のような味わいの部位でしたが、ハツが肉寄りなのに対して、チチカブは内臓に寄っているような印象を受けました。

いずれも個性的な味わいでしたが、どの部位か正解発表です。

最初に頂いたシビレは胸腺もしくは膵臓です。特に胸腺は人間と同じように、牛や豚でも成長すると退化していくため、生後1年以内の若い個体から採取されるのだとか。非常にこってりとした食べ応えが印象的な部位でした。「沈黙の臓器」と呼ばれる膵臓ですが、味に関してはかなり主張が強かったです。

続いて頂いたコリコリは想像通り大動脈です。ハツモトやチクワ等と呼ばれます。心臓から送り出される血液が最初に通る血管なので非常に強靭であり、それがそのままコリコリとした食感になっているわけですね。食べながら、どこか生命の神秘も感じられたのでした。

最後に頂いたチチカブは乳房です。

お っ ぱ い で す 。

ピャーーーーッ!!!!!!

中学生ですか!!

肉のような内臓のような不思議な味わいや食感がしたのは、乳腺の味や食感だったということなのでしょうか。今回頂いたチチカブは処理と下味がしっかりしていたのですが、一から処理する場合は血液ではなく乳が溜まっているようで、味わいにもどこか乳の風味があるようです。

おっぱいを口に含んだのなんて、赤ん坊の頃以来じゃないか!?

知りませんよ!!!

牛にせよ、豚にせよ、あらゆる部位を利用することができる家畜です。特に豚は「鳴き声以外は全て食べられる」とも言われています。馴染みのない臓器も美味しく食べられるわけですし、同じ動物とは思えないようなバラエティに富んだ食感や味わいを楽しめることが改めて分かりました。特に今回頂いたシビレやコブクロなんかは1頭から取れる量が限られていているためなかなかお目にかかれませんが、個性的な味わいで非常に美味しかったです。シビレは焼肉店で見かけることがあれば積極的に頼みたいですね。

無人ホルモン直売所 まとめ

無人ホルモン直売所は、その名の通り24時間営業で冷凍の肉やホルモンを無人販売する店舗です。

販売されているラインナップは、ミックスホルモンやハツ、ハラミのような見慣れた部位から、シビレやコブクロといった見慣れない部位まで多岐にわたります。

販売されている肉は基本的にタレで下味がついており、解凍してフライパンや網で焼くだけで簡単に食べられます。ボイルした内臓肉を凍結した「○○刺し」系も販売されており、そちらは解凍したらそのままポン酢等で味付けをして食べられます。

珍しい内臓肉を気軽に購入して試せるのがポイントですね。自宅での焼肉に面白いものを足したいときなんかに、役立ってくれると思います!

無人ホルモン直売所 引山店
愛知県名古屋市名東区引山2丁目604 1B

営業時間:24時間

※訪問時点での情報です。

無人ホルモン直売所のWebサイトはこちら↓

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