【徳島旅行】なまこマン、徳島に凱旋!

早朝の徳島駅 日記

当ブログのルーツは徳島県徳島市です。地元の岡山から少し離れた徳島県で暮らすようになり、これまで慣れ親しんだ岡山県とは似ているようで少し違った徳島県の文化や食に興味を抱き、暮らしの中で気付いた違いを記録しようと思ったのがブログ開設のきっかけでした。

徳島で5年暮らしてからは引っ越しを重ね、現在は名古屋に住んでいますが、地域の面白いものを探すことの楽しさに気付いたきっかけである徳島での暮らしは、現在も心に残っています。コロナ禍等でなかなか気軽に遊びに行けなかった徳島ですが、2023年の年末に、実家への帰省のついでに満を持して「凱旋」してきました!

今回の記事では、2泊3日の徳島旅行の様子をお伝えしていきます。旅行で巡った様々なスポットの詳細は、次回以降の記事にて紹介します。

0日目 高速バス「オリーブ松山号」で名古屋から徳島へ!

公共交通機関を使って四国へ移動する場合、バスを利用するのが便利です。徳島へ行く場合には特に、神戸淡路鳴門自動車道経由で移動することになります。新神戸まで新幹線で移動して、新神戸からバスに乗り換えるという手段もありますが、今回利用したのはJRバスの「オリーブ松山号」です。

オリーブ松山号はその名の通り、名古屋・松山間を結ぶ夜行バスであり、徳島と高松を経由します。以前訪問した栄の「徳島県名古屋物産センター」にて職員さんに教えていただきました。片道9000円(+任意で保険料600円)で行けるのはなかなかリーズナブルだと思います!

出発日であった2023年12月27日。仕事と夕食を終えた僕は、荷支度やお土産の購入等を済ませ、JR名古屋駅へと向かいました。

向かった先は、名古屋駅西側の太閤通口です。太閤通口には高速バス乗り場があり、様々な地域へと向かう高速バスの発着点となっています。近隣のコンビニにてお茶と買い忘れたお土産とを買おうとしたら想像以上にレジが混雑していて焦ったりしつつも、無事にオリーブ松山号に乗ることができました。

オリーブ松山号

オリーブ松山号の車内は1列シート×3列となっており、個室とはいかないもののカーテンで目隠しもできるようになっているため、プライバシーを確保しつつ長旅を楽しめます。コンセントも完備されています。とはいえ夜行バスなので寝る以外にやることは無いんですけどね(笑)

普通のバスなので「ぐっすり」とまではいきませんでしたが、ある程度眠れました。まあ、早く目覚める分には問題ありません。なんたって、徳島への到着は朝5時10分ですからね。早朝の徳島駅前で何をして時間を潰せば良いか、徳島市のことをある程度知り尽くしたつもりの僕でも皆目見当がつきません(笑)

ともかく、早く目が覚めて、まだ暗い車窓の外の様子をカーテンの隙間から見ていると、大鳴門橋を渡っていることに気付きました。車窓の風景は高速道路から、国道11号線吉野川バイパスへと移り変わっていきます。暗闇の中に見える風景は、まさに見慣れた徳島の風景であり「帰ってきたなぁ」と思えました。

こうして、約6時間にわたる夜行バスの旅が終了し、徳島駅に到着したのでした。

1日目 冒険と邂逅

早朝の徳島駅

旅の1日目は、早朝の徳島駅から始まります。コンビニは営業しているものの、それ以外の店は営業していません!果たしてどうしたものか、と思っていましたが、実は始発列車と早朝発の高速バスがある関係で徳島駅も高速バス待合室も開放されており、温かい環境で腰を落ち着けて時間を潰すことができたのでした。早朝の徳島駅前にも時間を潰せる場所がありましたね!また一つ徳島について詳しくなれました。

朝マックソーセージマフィン

高速バス待合室で、ブログ記事の下書きを作りながら時間を潰したところで、そろそろ朝食が欲しくなってきました。駅から10分ほど歩いたところにある、マクドナルド佐古大橋店にて朝マックを頂きながら時間を潰しました。

街が目覚め始める朝8時頃、レンタカーを借り、目的地へと向かいました。この日の目的地は、徳島市から約75kmほど離れたところにある徳島県最南端の町、海陽町です。目的は、2021年12月に旅客営業を開始した阿佐海岸鉄道の「DMV」に乗ることです!

DMVというのは「デュアル・モード・ビークル」の略で、道路と線路の両方を走ることができるマイクロバスです。阿佐海岸鉄道のDMVは、世界初の旅客営業となります。徳島にいる間に乗れなくて、心残りだったんですよね!

道の駅日和佐外観

道中で、美波町の「道の駅日和佐」に立ち寄りました。鉄道の駅と一体化した道の駅で、地域の物産や徳島県のお土産が豊富に揃っているほか、薬王寺等を擁する日和佐エリアの観光の拠点とできる道の駅です。

余談ですが徳島に住んでいたとき、徳島市からここまでママチャリで行ったことがあります(笑) 今でもそれなりにフットワークは軽い方だと思っていますが、当時はもっと若くてすごかったんだな…

阿波海南駅

道の駅日和佐からさらに35kmほど車を走らせ、JR牟岐線と阿佐海岸鉄道との境界駅である阿波海南駅に到着しました。

どさん子メンキョ店外観
どさん子メンキョ店からあげ定食

予約したDMVの乗車時間まで少し時間があったため、近くにあるラーメン店「どさん子 メンキョ店」にお邪魔しました。ラーメン店でありながらからあげ定食が人気の店です。七味が効いていて、肉の旨味が生きたからあげはとても美味しかったです!

DMV2

昼食を食べ終えて阿波海南駅に戻り、予約したDMVに乗車しました。

DMVへの乗車は2023年12月現在、基本的に事前予約制となっています。線路から道路へと、大きな変化を見せる車窓を楽しみながら、終点の「道の駅宍喰温泉」にて降車しました。

道の駅宍喰温泉外観

道の駅宍喰温泉は、名前の通り日帰り入浴可能な温泉施設を併設した道の駅です。眼前に広がる太平洋を見ながら大きな浴槽に浸かるのは、とても癒されました!その他、DMVグッズや宍喰の物産、徳島県のお土産も充実していました。

温泉を満喫したら帰りのDMVに乗車し、レンタカーを置いた阿波海南駅へと戻りました。そして、再び車を走らせて今度は徳島市内へと戻りました。レンタカーを返却したら、徳島駅前の商業施設「アミコ」に併設されたホテル「スマイルホテル」にチェックインしました。慣れ親しんだアミコの前で、トランクを引きずりながら旅行者のように振る舞うのはなんだか不思議な気持ちでした。

スマイルホテル徳島客室

部屋は綺麗で広かったです。

ホテルに到着してそのまま腰を落ち着ける… というわけではなく。この日は夜にも予定がありました。それは、仲良くさせて頂いている徳島ブロガー・徳嶋ダイスケさんとのオフ会(サシ飲み)です!徳島行きの予定が具体的に固まってきたときに、ダイスケさんに「飲みませんか」と提案してみたところ、快くOKしてくださいました。

安兵衛外観
安兵衛ウツボのたたき

サシ飲みの会場となったのは、徳島駅前にある人気の大衆酒場「安兵衛」です。活気のある大衆酒場で、リーズナブルかつ美味しい料理が多数揃っています。気になるメニューの数々をつまみながら、積もる話をたくさんできて楽しい飲みとなりました。

徳島凱旋1日目は、なまこマンのブログ生活の集大成のような一日でした。

2日目 再会と冒険と発見

松屋

2日目の朝に向かったのは、徳島駅前の「松屋 徳島駅前店」です。徳島に住んでいた頃にとてもお世話になっていた店舗です!最近松屋へはあまり行かなくなったのですが、やはり松屋の牛丼は今も大好きです。

松屋ネギ玉牛丼

大好きな「旨辛ネギ玉牛めし」を頂きました。わかりやすくジャンクな味わいが良いですよね。

腹ごしらえをしたところで、2日目の冒険の始まりです。2日目の目的地は、これまた徳島時代に行けずじまいだった人気スポット「大塚国際美術館」です。再びレンタカーを借り(1日目と同じ車)、今度は北に車を走らせました。

びんび家外観
びんび家刺盛定食

大塚国際美術館への入館前に、少し早い昼食としました。鳴門市北部の瀬戸内海沿岸にある人気の海鮮食堂「びんび家」です。刺身定食とわかめの酢の物を頂きました。鮮度が良いことがよくわかるクオリティでしたね。そして、わかめの名産地だけあって、わかめの食感が全然違いました。コリコリでツルツルです。

大塚美術館2
大塚美術館41

びんび家から鳴門スカイラインを通り、大塚国際美術館に到着しました。ここはポカリスエット等でお馴染みの大塚グループが開設した私設美術館で、大塚グループの技術の粋を集めて製作された「陶板名画」(複製画)が多数展示されています。複製画だからこそ可能な大胆なディスプレイの数々に圧倒されました!

道の駅くるくるなると外観
道の駅くるくるなるとホレタテキッチン鳴門金時パンケーキ

帰りに、2022年4月にオープンしたばかりの「道の駅くるくる なると」に立ち寄りました。徳島県で今最も勢いのある道の駅と言っても過言では無い施設で、徳島県のお土産や鳴門の農水産物が多く揃うほか、鳴門金時や鯛といった鳴門の味を豪華なフードとして提供する飲食テナントも充実しており「バズる」仕掛けがいっぱいという印象でした。

王者-23外観

こうして2日目の旅程も終わり、夕食をとることにしました。バスに乗り向かった先は、徳島時代の行きつけだったラーメン店王者-23です。さすがに徳島を離れてから2年経っているので、もしかしたら僕のことはもう覚えていないかもしれないと思いましたが、そんなことはありませんでした。いつも接客をしている女性店員さんがこちらを見るなり「お久しぶりです」と声をかけてくださいました。覚えていてもらえたのです!とても嬉しかったですね…

王者-23特製中華蕎麦1
王者-23特製中華蕎麦2

王者-23には個性的な限定メニューも多々ありますが、ぜひ食べたかったのは大好きだったレギュラーメニューの「特製中華蕎麦」です。いわゆる「徳島ラーメン」で、しっかりと甘く濃厚な醤油豚骨スープに、味の染みた豚バラ肉に、歯触りの良い麺の組み合わせが最高の一杯です。久しぶりに食べられてとても嬉しかったし、記憶よりもさらに美味しくなっていて驚きましたね!

キャンディ

久しぶりの訪問でしたが、相変わらず癒着… じゃなくて常連へのおまけもしてくれました。ご主人にもご挨拶することができて、本当によかったです。今後も徳島へ行く度にお邪魔したいと思います!

王者-23から再びバスに乗ってホテルに戻りましたが、時間はまだ7時です。夜はまだ長いです。せっかくの久しぶりの徳島なので、徳島時代に気になりつつも行けなかった「夜の店」にお邪魔しました。

あにらぼ外観

「夜の店」といっても「下のなまこ」的な店ではありませんよ!(え) 飲み屋です。籠屋町にあるショットバー「アニメBARあに★らぼ」にお邪魔しました。

あにらぼ店内

店名の通り、アニメでいっぱいの店です。一面に並ぶアニメグッズに、エンドレスで流れるアニソンに、ドリンクメニューにもアニメモチーフのものがあるときました。アニメやサブカルに強いスタッフさんと、普段知人とはできないようなアニメやゲームのマニアックなトークをしたり、アニソンのカラオケをしたり等、まったりと落ち着きつつも、それでいて濃厚な時間を過ごせました。

徳島凱旋2日目は、知らなかった徳島を知ることができました。

3日目 寛ぎ

長旅の疲れをぐっすりと寝て癒しつつも、頑張って早く起きました。というのも、朝の徳島駅前にはぜひとも行っておきたい店があるのです。

うどんやま

それはセルフうどん やま 徳島駅前店です。やまは徳島県に展開する讃岐うどんの店で、国産小麦にこだわったリーズナブルかつ本格的な讃岐うどんを楽しめます。天ぷらも、鶏天が美味しいんですよね。徳島駅前店は朝7時30分から営業しています。

うどんやま肉ぶっかけ

肉ぶっかけうどんと、とり天と、徳島駅前店限定のわかめの天ぷらを注文しました。相変わらずのクオリティです!パリパリのわかめ天ぷらがとても美味しかったです。とり天も柔らかく、コショウの風味がアクセントになっていてとても美味しかったです。

あらたえの湯外観

ホテルをチェックアウトしましたが、実家のある岡山へ向かう高速バスの発車時間まではまだまだあります。時間を潰すべく向かったのは、南田宮にある日帰り温泉施設あらたえの湯です。岩盤浴とのセットで入浴しました。

やはりここの良さはサウナと水風呂が屋外にあるから「サウナ→水風呂→外気浴」の流れをスムーズに行えることですね。しっかりととのうことができました。

岩盤浴スペースは広く確保されており、くつろげるリクライニング椅子や漫画があります。

ロウリュサービスにも参加しました。熱々の熱波が一気に下りてきて、一気に汗をかけました!なんだか徳島に来たのに、いつもと変わらない休日を過ごしている気がしますよ(笑)

鶏豆腐きのこそば

お昼はあらたえの湯名物のそばを頂きました。あらたえの湯の食事処「蕎麦処あらたえ」では、国産のそば粉を使った手打ちそばを味わえます。きのこと蒸し鶏のそばを頂きました。食べ応えがありつつも、構成成分がヘルシーなので、罪悪感控えめに楽しめました!ただでさえ食い道楽な旅でしたからね(笑)

あらたえの湯Tシャツ

お土産に、素敵なデザインのTシャツを購入しました。徳島県の市町村が印刷されたTシャツなのですが、いくつか町村がハブられているのは秘密です(え)

夕方の徳島駅

こうして、バスの時間までゆったりと過ごし、最後は徳島に住んでいたときに帰省のためよく利用していた、両備バスの岡山徳島便に乗って徳島を後にしたのでした。

楽しい徳島旅行でした!

久しぶりに訪れた徳島は、知らない店が増えていたりと、少し変わったところはありつつも、大きくは変わっていませんでした。安心しつつも、市街地の人通りの少なさも相変わらずで少し寂しさも覚えました。やはり徳島には「帰ってきた」と言える安心感がありましたね。徳島時代に行きたかったけれど行けなかったスポットにも多数訪問できてよかったです。

一つ残念だったのは、スケジュールの関係上、知人にあまり会えなかったことです。まあ、こればかりは仕方が無いですね。ですが、徳島へ足を運ぶのはこれっきりにするつもりはありません。また時間を見つけて「凱旋」したいと思います!

(おまけ)帰宅後のお土産

阿波尾鶏とり鍋のみそ

お土産に、道の駅日和佐にて阿波尾鶏 とり鍋のみそを購入しました。徳島ではスーパーマーケットでも販売されている鍋用味噌です。これを水に溶かし、鶏肉や野菜等の具を入れて煮込むと、徳島の地鶏・阿波尾鶏の旨味が出た味噌鍋を簡単に作れます。

阿波尾鶏とり鍋

唐辛子やにんにく等の風味が食欲をそそる、ご飯が欲しくなる鍋です!野菜も肉も美味しくたくさん食べることができます。個人的に、徳島土産としてかなり推したい一品です。

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この記事を書いた人

日本各地を渡り歩くさすらいのなまこ。食べ歩き、道の駅巡り、スーパー銭湯巡りが好き。流れ着いた地域の飲食店、道の駅、スーパー銭湯情報をブログにて発信中。【これまでの拠点】徳島、仙台、名古屋

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