えびせんパークでぺったん体験!(愛知県知多郡美浜町)

えびせんパークせんべい作り5 気になるスポット

9月中旬に、遅めの夏休みをとって2泊3日で愛知県各地を巡ってきました。2日目の目的地は知多半島です。羽豆岬を散策した後、次の目的地へ向かうまでに少し時間が空いたので、どこか時間を潰せる良さげな場所を探すことにしました。

すると、師崎の駐車場にて、興味深い看板を見つけたのでした。それは「えびせんパーク」という施設の看板です。えびせんパークでは、ここだけでしかできない「ぺったん体験」なるものを楽しめるというのです。「えびせん」と「ぺったん」。この二つのワードを結び付けて導き出された答えは、えびやタコを鉄板でプレスしてせんべいを作るアレです。だとしたら、かなり面白そうではありませんか!?

というわけで、ぺったんしに行ってみることにしました。果たしてぺったん体験の正体は、僕の想像通りだったのでしょうか!?

南知多道路南知多ICすぐそば。えびせんの工場兼売店

えびせんパーク外観

えびせんパークは、美浜町の中心市街地・河和からほど近い丘の上にあるせんべいの工場兼売店です1。南知多道路の南知多ICからも近く、アクセスも良好です。ちなみに同じ美浜町に「えびせんべいの里」というせんべいの工場兼売店もあるのですが、そことは運営会社も場所も違っているので混同しないように要注意です2

えびせんパークフォトスポット
えびせんパークぺったん

施設の入口にはちょっとしたフォトスポットがあります。この黒いキャラクターの名前は「ぺったん」で、えびせんパークのマスコットキャラクターです。せんべい作りに用いるプレス機をデフォルメしたキャラクターです。えびせんパークは全体的にぺったんの主張が強くて、シュールなぺったんをたくさん見ることができます。

えびせんパーク売店

施設は売店、休憩スペース、体験スペースから構成されています。売店では、隣接する工場で製造された海鮮せんべいの数々を直売しています。商品は試食も可能なので、実食して美味しかったものをお土産に買って帰ることができます。

えびせんパークお土産

日間賀島のたこせんべいをお土産に購入しました。

えびせんパーク休憩コーナー

休憩スペースには無料で飲めるコーヒーがあるほか、スナックコーナーもあり、知多牛コロッケ等を味わうことが可能です。

えびせんパークぺったん体験メニュー

そんな休憩スペースに、ぺったん体験申し込みの窓口があります!価格はせんべいが1枚600円、いかの姿焼き(せんべいではありません)が1枚750円となっています。訪問時のせんべいの具材は日間賀島産のタコと甘えびの2種類でした。時期によっては大あさりとしらすのせんべいも作れるようです。

自分で潰して食べる感動!ぺったん体験

休憩スペースの外に、ぺったん体験用のスペースがあります。

えびせんパークプレス機
えびせんパークいか姿焼き作り1

ぺったん体験は、こちらのプレス機にて行います。怪我の恐れもある装置なので、くれぐれも説明を見聞きして慎重に行いましょう。とはいえ、特別な技術や強い力が必要なわけでもなく、簡単に扱うことができますが。

えびせんパークいか姿焼き作り2

最初はいかの姿焼きを作ります。

打ち粉をまぶし、下味をつけたいかをプレス機の鉄板の上に乗せて…

えびせんパークいか姿焼き作り3
えびせんパークいか姿焼き作り4

ぺったん。

いかを上下の鉄板で押しつぶしながら焼き上げます。いかが潰れながら焼けていく、すさまじい音が響き渡ります!

焼けたら自動的に鉄板が開くので、特に時間を測る必要はありません。

えびせんパークいか姿焼き作り5
えびせんパークいか姿焼き作り6

焼きあがったいかはこんな感じです。美味しそうな焼き色が付いたいかが、ぺったんこに潰れています!

えびせんパークいか姿焼き

最後に一口サイズに切り分け、パックに詰めたら完成です。

えびせんパークせんべい作り1

続いてはせんべいを焼きます。最初に、下味の付いた具材とせんべいの素(粉)を混ぜたものを渡されるので、しっかりかき混ぜます。かなり固い感触で混ぜにくくありますが、焼き上げる過程で具材から水分が出て、焼き上がりには丁度良い固さに仕上がるとのことです。

えびせんパーク味付け

混ぜる過程で、青のりや紅ショウガ等の薬味を混ぜても美味しくなります。

えびせんパークせんべい作り2
えびせんパークせんべい作り3

よくかき混ぜたせんべいの素と具材を鉄板の上に乗せたら…

えびせんパークせんべい作り4

ぺったん!

鉄板を閉じ、ハンドルを回して圧力をかけプレスします。こちらもやはり焼ける音がすさまじいです!

焼きあがると鉄板からメロディが流れてくるので、それが聞こえたら鉄板を開けましょう。余談ですが流れてくるメロディが、ロッキーのテーマや爆風スランプのRUNNERだったりと、選曲が絶妙でした(笑)

えびせんパークせんべい作り5

鉄板を開くと、えびが潰れて巨大なせんべいが焼きあがっていましたよ!

えびせんパークせんべい

このせんべい、かなり大きいです。両手で抱えるサイズです!

えびせんパークせんべい作り6

僕は日間賀島のタコをぺったんしました。

えびせんパークせんべい作り7

こちらも、きれいに焼き上げることができましたよ!

味も美味しい手作りせんべい

ぺったん体験で焼き上げたせんべいは、専用の袋に入れて持ち帰ることができます。お土産にするのも良いですが、せっかくだからできたてを食べたいですよね!

えびせんパークには飲食可能なスペースもあるので、できたてのせんべいを食べることもできます。

えびせんパークせんべい作り8

というわけで、焼きあがったせんべいを早速頂いてみることにします!

まずはせんべいの部分から頂きます。パリッ、サクッとした食感です。混ぜるときにとても固かったのですが、きれいに焼き上げるにはあのぐらいの水分量が丁度良かったのですね。香りも良く、みりんの甘味が良い感じに効いています。この味、知ってるぞ!よく知っているえびせんがこういう感じで作られているのだとわかると、より美味しく感じられますね!紅ショウガのシーズニングも酸味が良いアクセントになりました。

タコもプレスされたことでパリパリの食感に仕上がっています。噛めば噛むほど旨いです。一方で、同行者の甘えびせんべいはえびの身、殻、みそ全てが潰れてせんべいとなったことで、一口齧るごとにえびのあらゆる旨味を楽しむことができました。

えびせんパークいか姿焼き

いかの姿焼きは、香ばしくも柔らかい食感が美味しかったです。コンビニなんかでお酒のおつまみとして「いかの姿焼き天ぷら」みたいなやつがありますよね?あれは美味しい反面「どのあたりがいかなんだろう?」と思いながら食べていましたが(ほぼ『天ぷら』だけで構成されていると思っています)、プレス機で焼き上げたいかの姿焼きは、さながらコンビニの「いかの姿焼き天ぷら」の最上級モデルでしたね。パリパリの香ばしい部分を楽しみつつ、いかの柔らかな食感もしっかりと楽しめます!

えびせんパーク まとめ

えびせんパークは、海鮮せんべいを製造・販売するカネヨシ製菓の運営するせんべいの工場兼売店です。せんべいの工場直売を行っていますが、一番の目玉は自分でせんべいを作れる「ぺったん体験」です!せんべいの素と、具となる海鮮とをプレス機で潰すことで、巨大なせんべいを焼き上げることができます。

ぺったん体験の料金はせんべいが600円、いかの姿焼きが750円です。せんべいの具材として、2023年9月時点ではタコと甘えびの2種類から選ぶことができましたが、時期によっては大あさりとしらすも具材のラインナップに加わります。ぺったん体験は基本的に年中無休で、所要時間も約3分と短いので、旅のスケジュールに組み込みやすいです。自分の手でせんべいを焼き上げるのはとても楽しいですし、焼きあがったせんべいも美味しいですよ!

訪問日が平日(火曜日)だったことも影響しているとは思いますが、ぺったん体験は待たずに行うことができました。知多半島観光の穴場的スポットと言えるのではないでしょうか!

えびせんパーク 本店
愛知県知多郡美浜町河和上前田371-1

営業時間:9:00~17:00

えびせんパークのWebサイトはこちら↓

  1. 美浜町にあるのは本店で、名古屋港金城ふ頭のメイカーズピアにも支店があります。ぺったん体験を実施しているのは本店のみです。
  2. えびせんべいの里は同名の会社が運営しており、南知多道路美浜ICの近くにあります。えびせんパークはカネヨシ製菓が運営しています。

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