ナカモ「瀬戸焼そばの素」で瀬戸市のソウルフード「瀬戸焼そば」を作ってみた!

瀬戸焼きそば完成2 名物・郷土料理・お土産

焼きそばは僕のような一人暮らしの独身男にとって、とてもありがたい料理です。具材として、自然な形で美味しく野菜と肉を摂ることができますし、調理の際に失敗しにくいです。(粉末タイプのソースのものは特に)

葉物野菜やにんじん、玉ねぎ、ソーセージ、ハム等の冷蔵庫の余りものを処理することもできますし、逆にスーパーやコンビニの使い切りのカット野菜で時短調理することもできます。僕も学生時代には特に、焼きそばのお世話になっていました。

そんな「焼きそばに育てられた」と言っても過言ではない僕が、ある日、近所のスーパーマーケット(アピタ)にて買い物をしていたところ、とても気になるものを見つけてしまいました。その名も「瀬戸焼そば」です。名古屋市の隣町、瀬戸市で食べられている、ソウルフード的なB級グルメです。

山栄のせいろむし焼そば1

瀬戸焼そば用の茶色いせいろ蒸し麺が、麺売り場で異彩を放っていたので、とにかく気になって仕方がありませんでした!なので、帰宅して早速調理してみたところ、味わいも異彩を放っていたのでした!

「瀬戸焼そばの素」で簡単調理!

瀬戸焼きそば材料

こちらが瀬戸焼そばの材料です。具材の豚バラ肉とキャベツだけを見ると一般的な焼きそばと大差ないのですが、残る二つの材料が今回のキーマンとなります。

山栄のせいろむし焼そば1

最初のキーマンは、瀬戸市の製麺所「山栄製麺所」製の「せいろ蒸し焼そば」です。既に焼いたかのような茶色が印象的ですね!

山栄のせいろ蒸し焼そば2

ですが、麺に味が付いているわけではありません。この茶色は、麺をせいろで蒸すことによって生まれるものなのだそうです1

一般的な袋の焼きそばと比べると、麺は袋に入っている段階で既にかなりほぐれているほか、縮れも強い印象です。

愛知瀬戸焼そばの素1

2番目のキーマンは「瀬戸焼そばの素」です。「つけてみそかけてみそ」のナカモの商品です。名前の通り、家庭で簡単に瀬戸焼そばを作ることのできるタレです。「だし醤油味」「豚肉の旨味たっぷり」という文言に期待大です!

愛知瀬戸焼そばの素2

裏面には、瀬戸焼そばの定義と、2種類の調理方法が書かれています。

瀬戸焼そばとは

愛知県瀬戸市で昔から愛され続けるご当地焼そばです。瀬戸焼そばの定義は

①蒸麺の使用

②味付けは醤油ベースの豚の煮汁

③具材は豚肉とキャベツ主体

④せとものの器で食べる

の4つ。特に食べる器へのこだわりは瀬戸ならではです。甘味と醤油辛さが絶妙なあつあつの麺を、多彩で美しいせとものに盛って瀬戸焼そばと器、両方の味わいをお楽しみください。

ナカモ「瀬戸焼そばの素」外袋より

なるほど。完全に醤油ベースの焼きそばなんですね。

調理方法は本格派調理と簡単調理の2種類ありますが、今回は本格派調理に挑戦してみます!

瀬戸焼きそば1

まずはフライパンを熱して豚肉、水大さじ8杯、4袋ある「瀬戸焼そばの素」のうちの2袋を入れ、豚肉を煮焼きします。(2人前の量で作っています)

本格派調理では、タレ(瀬戸焼そばの素)を具材への味付けと仕上げの2回に分けて投入します。

瀬戸焼きそば2

豚肉に火が通ったら、キャベツを入れて、同じく煮焼きしていきます。水分を飛ばしながら、タレの味を豚肉とキャベツの双方にしみ込ませていきます。

瀬戸焼きそば3

キャベツにもある程度火が通ったら、ここでいよいよせいろ蒸し麺を投入しますが、やっぱり調理済みみたいな色してますね(笑) 煮汁を麺によく絡めていきます。前述の通り、麺は袋から出した段階で既にかなりほぐれています。

瀬戸焼きそば4

最後に、残った2袋のタレを注ぎ、強火で残った煮汁を飛ばすように一気に炒め上げれば完成です!

瀬戸焼きそば完成1

水分も飛び、とても美味しそうに仕上がりました。見た目はソース焼きそばと一緒ですが、香りが全然違いますよ!

甘辛醤油の新感覚。だけど懐かしさのある味わいの焼きそば

瀬戸焼きそば完成2

出来上がった瀬戸焼そばを頂いてみます。さすがにせとものの器は用意できなかったので、100均のセリアの器に盛っていますが(笑) まあ、今回に関しては、大切なのは器よりも味ですからね!どんなふうに仕上がったのでしょうか。水分はかなり飛んでいて、べちゃっとした感じは全くありません。

麺を一口頂くと、どこか懐かしさを覚える醤油ダレの甘辛さに、思わず笑顔になってしまいました。これは角煮や、徳島ラーメンの豚バラ肉のタレと同じ系統の味ですね!甘辛くて豚肉の旨味もたくさん溶け込んだ豚の煮汁を、麺も具材も良い感じに吸い込んでおり、味が染みています。一般的な焼きそばとは一線を画す味わいですし、初めて食べたはずのものでもあるのですが、それでも懐かしさを覚えるのは、甘辛い醤油の味がそれだけ日本人の心に焼き付いているということなのでしょうね。

麺は柔らかくも歯切れの良い食感で、どちらかというともっちりとしている一般的な焼きそばとはやはり一線を画していますが、タレを良い感じに吸っていて旨いです。豚バラ肉もタレで甘辛く仕上がりつつ旨味もたっぷりですし、キャベツはタレの甘さとキャベツ自体の甘さとで美味しく仕上がっていました。

なお、ソースではなく豚の煮汁を味付けに用いている理由としては、瀬戸焼そばが生まれた当初、ソースが高級品だったので醤油を代用したという説があるそうです2

上手く調理することができたのも相まって、最後まで美味しく頂くことができました!

瀬戸焼そば まとめ

瀬戸焼そばは愛知県瀬戸市でソウルフード的に食べられているB級グルメで、ソースではなく醤油ベースの味付けなのが特徴です。

せいろで蒸した茶色の麺に、豚肉を煮込んだ旨味たっぷりの煮汁で味付けをします。

東海エリアのスーパーマーケットでは、家庭で簡単に調理できる「瀬戸焼そばの素」と、瀬戸焼そば用の茶色いせいろ蒸し麺が販売されています。ちなみに、今回訪問したアピタ千代田橋店では、今回使用したナカモの瀬戸焼そばの素以外にも、ボトルタイプの瀬戸焼そばのタレも販売されていました。

一般的なソース焼きそばとは一味違う甘辛い味わいは、非常にクセになりますよ!

今度は瀬戸市の飲食店で本場の瀬戸焼そばを味わってみたいです。

こちらは仙台のご当地焼きそば!「マーボー焼そば」の紹介記事はこちら↓

  1. 参考:有限会社山栄製麺所|瀬戸市企業ガイド|産業支援センターせと
  2. 参考:【閉店】全国の焼きそばファンに食べてほしい!「瀬戸焼そば」は醤油で豚肉を煮込んだタレが決め手【愛知県】‐ メシ通|ホットペッパーグルメ

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